ちきりんの好きな「愛の本&映像」ご紹介

本体ブログでは社会派系の本をよく紹介していますが、こちらではちきりんの好きな恋愛本系の小説、エッセイ、DVDなどをご紹介。ホリデーシーズンですからね。愛に溢れている方も、そうでない方も・・・


★★★


タイトルとは異なり必ずしも純愛的な恋心が描かれているわけではないのですが、「こういう関係」、「こういう感情」ってあるよね、素敵よね、スゴイよね、みたいな男女間の感情の絡まりが描かれます。実体験にも少しかぶるところもあり、読んでてドキドキした一冊。名作だと思います。(直木賞受賞作)

恋 (新潮文庫)

恋 (新潮文庫)



こちらはテレビ化もされた大ヒット作なのでご覧になった方、読まれた方も多いと思います。上の本もそうですが、ちきりんはこういう「ちょっとゆがんだ感じの愛情」を描いた小説が好きかも。ちきりん的には、これが東野圭吾さんのベスト作。読み終えた後、主人公達が生きた世界である「白夜行」のタイトルが胸に染みます。(映像、テレビドラマより圧倒的に本の方がよいです。)

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)



これも映画化されてますが、本の方が圧倒的にいいです。描かれる設定が衝撃過ぎて、自分に驚愕してる主人公の気持ちに同化しながら=戸惑いながら読み進めることになります。こういう本を書こうと思った著者に感銘。特に掃除機をプレゼントするというエピソードに関わる2人の気持ちの描写は秀逸。

ぼくの美しい人だから (新潮文庫)

ぼくの美しい人だから (新潮文庫)

なのに・・・絶版なわけ? 文庫なのに信じがたい・・・と思ったら、著者が49歳で亡くなられているらしく、原書も、別の著作も絶版とのことなので、もしかして相続権者が版権争いでもめているのかもしれません。だったら当面復刻はないのかも。今なら1円の中古品がたくさんあるので読みたい方はそちらを。




これは完全な「純愛系」ですが、「条件に惑わされない愛情を描く」という意味では上と同じかも。昔も今も、そしてイギリスでも日本でも「結婚」って「家」のものだし、女性にとっては「生きる手段」と密接してるし、加えて「意識はしてなくても、やっぱり条件のために愛を感じる」みたいなところがあるわけね、と妙に納得しました。そして「そうじゃなくて、やっぱ気持ちでしょ!?」が描かれてるからこれだけ評価されているのでしょう。

高慢と偏見〔新装版〕 (河出文庫)

高慢と偏見〔新装版〕 (河出文庫)

これに関しては実写版も非常によくできてます。

高慢と偏見 [DVD]

高慢と偏見 [DVD]



古典ですね。ちょっと怖いんだけど、、心が痛くなるというか。ストレートに表現できないからこその、痛いほどの愛情を感じます。

嵐が丘 (新潮文庫)

嵐が丘 (新潮文庫)



松子夫人が、谷崎潤一郎氏との出会いなどを描いた回想本。「静と動」の対比がすごくどきどきします。動はふたりの気持ちの強さ、静はその決断と行動の厳粛さ、みたいな。これが「実話」だってのに驚きます。

倚松庵の夢 (中公文庫)

倚松庵の夢 (中公文庫)



不朽の名作。今や500円でDVDが買えるんですね。すごいなー。今注文すればクリスマスにおうちで観賞できますよー。何度でも観たい名作。確かに人間って「自分が誰に惹かれているのか、なかなか気がつけない時」があるよね。

風と共に去りぬ [DVD] FRT-100

風と共に去りぬ [DVD] FRT-100



これも1000円で買えるんだー。ジャケットの写真は怖いですが、これぞファンタジー!と言える、素敵すぎる恋の物語。クリスマスの観賞にぴったりです。切なくって泣きたくなるし、でも、笑いながら観られる名作。子供から大人まで楽しめる。ティムバートンは天才です。

シザーハンズ (特別編) [DVD]

シザーハンズ (特別編) [DVD]



智恵子抄読んでると、愛するってこういうことなのね、ってしんみりします。

智恵子抄 (新潮文庫)

智恵子抄 (新潮文庫)



これはクリスマスプレゼントにも、プロポーズや結婚記念日のプレゼントにもいいんじゃないでしょうか。色遣いも絵もポップでかわいくて見ていて楽しくなる本。大人の絵本ですね。「愛してる!」っていうストレートな感情表現が気持ちよいです。

あいしてる―岡本太郎の絵本

あいしてる―岡本太郎の絵本



おほほほほー!