今日の昼過ぎ、出かけようとして徒歩 5分、地下鉄駅の改札前ではっ!と気が付いた。
「スマホ、忘れてきた・・・」
私はよくスマホを忘れて出かけてしまう。そもそも駅前のジムとかスーパーにいくだけならスマホを持ってかないし。
とはいえ電車に乗るときは suica が入ってるんで必ず持って出るようにしてるんだけど・・・今日は忘れた。。。
折しもすごい猛暑の昼下がり。
この暑い中、スマホを取りに戻るべきか。
ちょっとだけ迷ったけど、既に涼しい駅構内に入ってしまってたので暑い外に戻りたくなく、
「なんとかなるっしょ」
と思い切ってスマホ無しで出かけることに。
で、そうなるとまずは切符を買わなくちゃいけない。
何年ぶりだろ。紙の切符買うの。
駅の切符販売機ってもはやまったく投資されてないので、ものすごーく画面が古くて、「なにこの昭和」と驚きつつコインを投入して切符を購入。
改札口も・・・紙の切符が使えるゲートって少ないのね。わざわざ投入口のついたゲートを探してホームへ。
「これ、無くすとやばいんだよね。。。どこに入れとこう?」
と、切符を入れる場所などイチイチ思案してしまう。手に持ってると落としたり、クチャクチャにしちゃいそうで心配。
電車の中ではみんなスマホを見てるのにあたしはやることなし。
目的駅に到着後は駅に貼ってある地図をしっかり確認。
目的地は駅から 800メートルくらい離れた施設なんだけど、初めて来たのでどっちに歩けばいいのかもわからない。
スマホがないってことはグーグルマップがないってことなので、何度も何度も駅の壁地図で確認。
「地上にでたら右で、その後、橋を渡るまでまっすぐで・・・」
駅を出る前にキオスクでジュースをゲット。暑い中、迷う可能性もあるので水分補給は必須。
もちろんジュース買うのも現金・・・めんどー!
地上にでて地図をアタマに思い浮かべながら歩く。
暑いやん!
途中で(絶対あってるはず)とも思いつつ、(ほんとに? ほんとに? この暑い中、間違ってたらもう生きてられない・・・)と不安が募る。
このとき目に飛び込んで来たのが、白い自転車に乗ったおまわりさん。
「おまわりさんっ!」
と思わず声掛けてしまいました。
で、道を聞いたら親切に教えてくださり、めっちゃ感動。
てか、道ばたで「おまわりさん!」とか叫んだの、おそらく生まれて初めてです。
三丁目の夕日の世界みたい。
歩くこと 5分、無事に到着。
万歳!
おまわりさんがいればグーグルマップは要らない!?
用事を済ませ、帰りには駅近くの博物館に寄り道して鑑賞。こちらもグーグルマップなしに到達できた達成感が半端ない。
博物館が見つかったときには思わずガッツポーズしちゃいましたよ。
しかも展示がすごく楽しくてこちらも大満足。
ただ、たくさんフォトジェニックなものがあったのに、なにひとつ写真とれなかったのがちょっと残念ではある。
(下記は家に持ち帰ったパンフとチケットの写真)
帰りの電車は再び退屈でしたが、既に紙の切符にも慣れ余裕のよっちゃん(古っ)
それにしても券売機って数も少ない上、今どき切符買う人って(私を含め)どんくさい人ばっかりだから列ができてて、5分くらい待ちました。
でも、「スマホなくてもなんとかなるやん」ってことも確認できてちょっと安心。
昔はみんな、こんなだったんだね。
半日だけですが昭和体験を楽しんだ私です。
夏の思い出???
当面、ドアに「スマホ持った?」って書いたポストイットを貼っときます。
時計と切符と本と地図と財布とカメラの役割をしてくれるスマホ。平成ってほんとに便利な時代よね。