春頃、途上国に行ったことのない人向けに、「途上国ってこんな感じなんですよ」シリーズを書いてましたが、その追加エントリです。
・海外の日本人向け情報誌
・途上国での道の渡り方
今回は、海外にある日本人街の様子です。3月にジャカルタを訪れた時に撮影しました。
一定数の日本人がいる街には、必ず「日本食材を売っているスーパーマーケット」が存在します。日本食だけでなく、韓国、中国食材も含めたお店になってる場合も多いです。
ジャカルタのスーパーでは、“錦”や“牡丹”など、カリフォルニア米(ジャポニカ米)が売られていました。
このお米、私も留学中にずっと食べていましたが、日本のお米と全く同じ品質&味で、値段は数分の1です。だから日本のお米には、700%などという尋常でない関税がかかってるわけですね。
お肉も(ジャカルタではかなり高かったけど)、すごく美味しそうでした。
海外といえば紀伊國屋書店のある国も多いのですが、古本屋や、最近はブックオフも出てるみたいです。
ネットがなかった頃は、日本のテレビドラマや特集番組を(おそらく違法に)ダビングして売ったりレンタルしているお店もありました。
100均さえあれば、海外での新生活もリーズナブルなコストで始められて非常に便利です。
ここから下は、伝統的な日本人街です。昼に訪れているのでやたらと寂れて見えますが、夜にはかなり「怪しい感じ」の街になります。
アジアに最初に進出したのは、自動車や部品メーカー、商社や資財系の会社です。今でこそ家族で赴任する人も増えていますが、少し前までは単身赴任が大半でした。子供や奥さんが住める、衛生的で安全な環境が確保できなかったからです。
このため、どこの街でも日本人向けのキャバレー的なお店ができ、そこで働く女性を、単身赴任でやってきた男性が現地妻として雇う(?)ことが珍しくない時代がありました。
現地妻の女性には月々のお手当を渡し、日本への帰国時には家族がみんなで住める大きな家を買ってあげて手切れ金にする、という方式が慣行化し、
必ず数年で帰国するとわかっている相手だから(=数年で大金が手に入るとわかってる仕事だから)、女性側にとっても“ジャパ行き”さんになるより手軽で効率もいいんですよね。
だから女性の家族でさえ、娘がそういう商売をしてると理解してたり。
・・・いろんな時代があって、人も国も変わっていくのでしょう。
おほほほほ