途上国での道の渡り方

途上国の都市部では、自動車が(歩行者にたいして)完全に優先されているため、信号が非常に少ないです。なので、道を渡る時は車をかいくぐって渡る必要があります。

これができないと歩いて目的地に着くのは不可能なので、もちろん、私も何度もやりました。


こういうの、ご存じない方もあると思うので写真を撮ってきました。
こんな感じの、4車線くらいある広い幹線道路でも、みんなどんどん渡っていきます。


こうやって数人で車にプレッシャーを掛け、

優位性を確保してから渡るというのが一番巧い手ですね。何人かが渡り始めると、その後をついていく歩行者も増えるんで、より安全(?)に渡れます。


これなんか、既に車道とは思えない状況になってます。歩行者も怖いけど、運転手の方も怖いでしょう。


写真だと車は止まっているように見えますがそうではありません。)動画で撮影すればよかったですね) 車はスピードは落とすけど、一瞬たりとも止まらないんです。理由はおそらく、
1)めんどくさい
2)そんなことしたら、歩行者に優位性を奪われ、取り戻せなくなる、からかな?


もちろん少人数でも渡るし、


この女性なんて、若者が渡りあぐねているなか、ひとりでどんどん突っ込んでいきます。


二枚目の写真で女性が右手を斜め下に下げてますが、これは「あたしが渡ろうとしてるんだから、車はスピードを落とせ」という意味のジェスチャーです。割と効きます。



子供とかお年寄りとかは「街を歩くな」ってことなんでしょうか。
→ 過去関連エントリ 「豊かになる意味」


日本でも、「産業優先」=自動車&電車優先であり「人間軽視」の象徴でもある踏切や歩道橋を、1日も早く無くしてほしいものです。


おほほほほ


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