東名の入り口近く、砧公園の一角にある世田谷美術館に行ってきました。
ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展です。
レストランも併設なんだけど、食べたことないです。次は行ってみたい。
用賀駅から特別バスがでてます。世田谷での会期は9月15日までですが、その後、京都と名古屋を回るみたいです。
内容はとてもよかったです。ボストン美術館は浮世絵始め、ものすごい数&質の日本美術コレクションを保有してるんだけど、美術館が広すぎて疲れちゃうんだよね。こういうテーマを絞った、こじんまりした展覧会もなかなか良い感じだと思います。
展覧会のテーマは「いかに浮世絵、錦絵などが西欧の画家に驚きと影響を与えたか」なんですけど、(ややこじつけ気味に思える部分もあったりしつつ、)やっぱり錦絵はすごいと感動しました。
てか、歌川広重とか天才だよ、天才。
錦絵って、構図、色彩においては衝撃的に大胆なのに、細部には神が宿るってレベルの精密さがあり、素材の選び方もユニークで、こんだけの美術品を大量生産した江戸時代ってどんだけスゴイ時代だったんだかと、改めて感動しました。
江戸時代って鎖国してるから、世界の人って日本のことを全然知らなかったじゃん。んで、江戸末期あたりに日本に来て、錦絵とか見てびっくりしたんだと思う。こんなスゴイもんが存在したなんて、ってね。
で、「おっ、これは価値あるらしい」と気がついた江戸幕府&明治政府も、積極的に海外で日本文化を売り込む展覧会をやったりしてて、まさに今のクールジャパン運動と同じだなって思えました。
いやはやとにかく、歌川広重は天才です。
おほほほほー