さて、先日行ってきたのは箱根なんですけどね↓ (大涌谷)
お目当てはこちら、今年の10月に開館したばかりの岡田美術館。開館記念として 12月末まで「日本・東洋 美の遺産展」を開催中と聞き、観に行って来ました。
入場料が 2800円もするんですが、確かにそれにふさわしいコレクションでした。
・横山大観の霊峰不二 ←これは一見の価値のある大作。観てるだけでナショナリスティックな感情が湧き上がります
・若冲の花卉雄鶏図 これも圧倒されて動けなくなるほどインパクトのある絵でした。若冲では他にも複数の歌人をユーモラスに描いた屏風が素晴らしい
・葛飾北斎などの美人図など浮世絵系も充実
・火焔型縄文土器 保存状態が素晴らしすぎます。こんな複雑な形のものを、紀元前3000年の地層からこれだけキレイに掘り出せてるって奇跡レベル
など、一つずつでもすごい展示品がこれでもか、これでもかと次々に目の前に現れ圧倒されます。
しかも、どれもこれも保存状態が完璧に近いんですよね。土器も陶器も欠けどころかヒビもない。日本画も、擦れ汚れどころか色褪せさえ無いって感じで・・・その芸術性と完成度に嘆息の連続です。
そんな展示品のレベルの高さに加え、こんな施設はなかなかお目にかかれないってくらい建物の規模、そして内部設備も充実しています。もしかすると国の美術館のレベルを超えてるんじゃないの?
美術品好きのちきりんは、「ひょえー!」と興奮しっぱなし。これは海外からの観光客もびっくりするでしょう。
しかも平日の箱根とあって(都内の美術展とは異なり)客が少なく内部はガラガラ。じっくり時間をかけ、自分のペースで鑑賞に集中できるすばらしい環境でした。
それにしても、これが個人所有物なの???? と驚き、「実業家・岡田和生って誰よ?」と調べたら、スグにわかりました。
パチスロファンの皆様のおかげで・・・いいもの観させていただきました。御礼申しあげます。
なお、館内ものすごい広いので歩きやすい靴で訪問されることをお勧めします。入場料が高いので、美術品に興味の無い方には勧めませんが、私にとっては箱根まで出かけて観るだけの価値は十分にありました。
併せて、久しぶりにポーラ美術館も訪問。こちらはルノアールで有名ですが、私はマティス好きなので、そちらも堪能しました。印象派の作品が充実してる美術館ですね。
ここも器(建物)がすばらしいんですよね。
ポーラ化粧品をご愛用の皆様にも心から感謝を・・・
こういうの、思いついてスグ「来週、観に行こ!」って出来ちゃうのが、自由業のいいところですね。
おほほほほー
過去関連エントリ → 徳島県 大塚国際美術館 (ここもスゴイです)