スーパーの冷凍食品売り場、半分は言い過ぎですが、3分の 1ほどの売り場は「弁当用の総菜」ですよね。
何年前くらいからそうなったのかよく覚えてないんだけど、10年前くらいから始まって、5年前からはメインカテゴリーになった、って感じかな?
子供が好きそうな唐揚げとか、ミニハンバーグ、白身魚フライといったメイン素材だけでなく、副菜、特に、健康に良さそうな和総菜の冷凍食品が目に付きます。
背景には、働くお母さんが増え、弁当のおかずをすべて手作りするのは難しくなってきたという事情があるんでしょう。だから、最後の 1,2品は冷凍総菜を加える。
一パックに多種類の副菜がひとつずつ入ってるのが多いんですが、これだと毎日違う総菜をお弁当に入れられるし、
一日に 2種類、3種類の総菜を入れることもできます。その場合、ご飯とメインだけ用意すればお弁当ができあがります。
いずれにせよ、こういうパックを買う家庭では、作られるお弁当が「一人分」だとわかります。
しかも、チンして入れる必要も無く、冷凍庫からお弁当箱に移してフタを閉めれば、ランチタイムには良い感じに解凍されてるという手軽さ。すごいな、この技術革新。
パッケージに、「手間を惜しまず丹精込めて作っています」とドデカく書いてあるのは、
「お弁当くらい手作りしなければ・・・」という強迫観念をもちがちなお母さんに、言い訳を与えるためのキャッチコピーですね。
子供に手作りのお弁当を持たせる、食べさせるのは親として喜びのひとつだという人もいるんでしょうし、一方で、やってられないくらい大きな負担だと感じてる人もいるんじゃないかな。
そのうち、お弁当箱にすっぽり入る“ご飯と主菜と副菜”がそのまま冷凍された“お弁当パック”みたいな冷凍食品が売り出されても、アタシ的には驚きません。
おほほほほ