日本だって一物多価

とある通販で売られていたウールの黒スカート。

ウエストゴムでラクラク仕様。丈が膝下までのと、膝上で短めの 2種類。これの妥当な値段はいくらだと思いますか?
  ↓


値段の部分を拡大するとコレ。丈の長い方が税込み 6万 5千円近く・・・


短い方でも 5万円以上!


・ウールで、
・ウエストゴムで、
・黒 or グレーで、
・デザインもごく普通のタイトスカートですよ・・・


いくら日本製で手作りとはいえ、どうなのこの値段!?


てか、「手作り」って手編みのコトでも、手縫いのコトでもありません。ミシンを手で動かせば手作りです。



これみて、


「なんじゃ、この値段!?」


って思う人もいれば、「あら素敵ね!」「ウエストゴムだとラクだし」「黒いからほっそり見えそう」って買ってく人もいるわけです。


これに限らず「ほぼ同じ商品が、全く異なる価格で売られている」っていうのは、他にもいくらでもあります。


コットン製の黒のタートルネックだって、1000円から 1万円くらいまであるし、基礎化粧品だって「中身一緒でしょ?」みたいな商品が 1000円だったり 1万円だったり。


「発展途上国の市場じゃあるまいし、日本では定価販売が基本。一物一価でしょ?」

とか思ってる人って、マーケットが見えてない。


上で紹介したスカートだって、定価販売なんです。



洋服を売るというビジネスを始めようと思った時、2900円から3900円くらいの服を、若い子向けの超熾烈な競争市場に放り込むか、

こういうスカートが売れる市場に参入するか、


大きく判断が分かれますよね。


おほほほほー


http://d.hatena.ne.jp/Chikirin+shop/