先日、訪れたスリランカ。
世界遺産（遺跡）あり、ジャングル系の緑あり、ビーチあり、サファリあり、グルメにエステ（アーユルヴェーダ含む）にショッピングありと、すばらしい国でした。
しかも観光客誘致にも超積極的 → スリランカの入国審査官が配ってるモノとは？
あちこち転々としながらいくつかのホテルに泊まったのですが、一番、感動したのがココ↓
＜ヘリタンス・カンダラマ・ホテル＞
スリランカが世界に誇る建築家、ジェフリー・バワの設計で、建築物と自然を大胆に融合させる、その発想には度肝を抜かれます。以下、写真をお楽しみください。
スリランカ中部、遺跡が集中してる地区の岩山の上に建ち、すばらしい眺望です。
これがホテルの受付。岩を運んできて置いてあるのではなく、岩山にロビー（＆ホテル）を作ったのです。
このロビーの開放感！ カウンターはなく、ここのテーブルでチェックイン
フロアのあちこちに天然の岩がむき出しに
廊下。壁が無いので岩肌が剥き出し。激しいスコールも、さわやかな風もそのままに吹き込み、ホテルに居ながらにして（まるで岩山の洞穴にでもいるかのように）自然をダイレクトに感じられます。
岩山にホテルの土台をぶち込んでる。。。すごい迫力。特にスコールの時は滝のように水が流れ、ものすごい幻想的です。
岩山と反対側は森林で、
階段や踊り場にも壁がなく、森の中を歩いてる感じ
泊まった部屋のベランダの直ぐ外がこんな感じ
朝起きてカーテンを開けたら、サルがベランダに遊びに来てた
お部屋はナチュラルテイストで、
バスルームもこの気持ちよさ。奥左がシャワーブースで、森の中でシャワー浴びてる気になれる。
食堂も森林の中にあり、
絶景のテーブルで朝夕の食事ができる
湖の向こうには世界遺産のシーギリヤロックが見え、
ホテルの中には感じのいいバーも複数。夜は生演奏があります。
レセプションロビーのすぐ外のプール。遠景の湖と一体化して見える
上から見るとこんな感じ。このプールほんとに気持ちよかった。
プールの中で泳ぎながら撮った写真。手前がプールで奥が湖。
食堂全景。なんと三方がガラスドアで開放感抜群。奥のテラスでは BBQ も供されます。
ホテルのあちこちにアートがあって、まるで美術館に滞在しているよう
階段の踊り場。デスクのセッティングの向きがすばらしい
階段から見える庭
ホテルは岩山を囲うように細長い設計
フロアの一角
ロビー階とは別に屋上階にもプールがあります。こちらはまるで、森の中で泳いでいるような気分になれます。
食事はハイレベルで（今回泊まったホテルではベストでした）、種類もかなり多いけど、基本はビュッフェのみなので、3日目以降は飽きるかもしれません。
とはいえ、ここに限らずスリランカの大半のエリア（コロンボを除く）では、ホテルの外にでても多彩なレストランがあるわけではないです。長期滞在の時はこの点がちょっとつらいかな。
途上国ではよくあることですが、このホテルもよく停電します。が、すぐ復帰するので問題ありません。ネットは部屋でも繋がります（無料）。宿泊費はホテル予約サイトでご確認ください。
私が訪れたのは、やや雨季にかかった時期でしたが、雨自体が非常に美しいし、午前中は晴れてるので、朝から晩までめちゃくちゃ暑い乾期より、むしろよかったかもしれません。
午前中は観光やホテルのプール、雨の降る午後は、ホテルの部屋やカフェで執筆と読書、という感じで、長期滞在するのもいいと思いました。
近隣には多数の遺跡があり、一週間くらい滞在しても観るべきところは尽きません。ただし、滞在中に一日は、このホテル自体を楽しむ日を、最初から旅程にいれておくといいと思います。観光で外出ばかりして、プールやバーを楽しめないのはもったいないので。
私も（今回は二泊でしたが）次回は一週間くらい滞在して、本を読んだり、執筆したりしながら、時々観光やサファリを楽しむって感じで滞在したいと思ってます。
スリランカでは、（ホテルとは別に）ドライバー付きの車を 10日間雇いました。料金は 9万円（ただし最終日に1万円のチップを渡してます）。
ふたりで旅行してたので、ひとりあたり 5万円で、10日間の足が確保できるわけですから、安いもんです。もちろん 4人で旅行すれば、ひとり 2万 5千円になります。
ぜひ再訪したいと思える国であり、ホテルでした。
おほほほほー
