この写真、どこかわかりますか?
25年前のアンカレジ空港(アラスカ)のターミナルです。40代以上で、当時から海外旅行や出張をしていた人には懐かしい「アンカレジのうどん屋」ですね。
不味くて高いうどんですが、当時は機内食も「ウゲゲな洋食」しか出ないことが多く、特に帰国便が着いた時には長い行列ができていました。
今はもうアンカレジ経由なんていう日本発・欧州行きの飛行機はないんでしょうか?
当時は冷戦でソビエト連邦の領空を飛ぶことができず、多くの飛行機が北回り(アンカレジ経由)で日本から欧州に向かっていました。
その際、飛行機の性能もよくないため、アンカレジで給油をする必要があったのです。
それでもあの頃の「アンカレジ経由便」は、ちきりんなど貧乏旅行のバックパッカーには憧れの高級路線でした。
当時の貧乏学生は「南周り」といって、日本から香港、その後、中東などを経由して、何度も乗換えながら欧州を目指してたのです。
南周りだと、日本からパリまで、乗り換え時間含め、24時間から30時間くらいかかっていました。
時間がかかるほど値段が安いので、体力と相談してチケットを買っていました。
懐かしいです。当時は私も貧乏でした。
その後、冷戦が終わってソビエト連邦がロシアになり、その領空を西側の飛行機も飛べるようになりました。
今は JALも ANAもロシアの上を飛んでいます。
が、これ、結構コストが高いんです。ロシアに上納金を納める必要があるんでね。
なので、格安飛行機会社は今でもロシアの上は飛んでないんじゃないかと思います。
(大韓航空あたりもまだ飛んでないのでは?)
懐かしい大昔の欧州路線のお話でした。
おほほほほー