すごい久しぶりに「GONE WITH THE WIND」、「風と共に去りぬ」を観ました。前に買ったDVDが家にあり、5時間以上の映画だということを忘れて観始めたら、すっかりはまりました。ほんと、いい映画ですね。
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何点か再度、感動したのでメモ的に書いておきます。
ひとつは、ビビアン・リー扮するスカーレットが成長していく様子。甘やかされて育ち、パーティとちやほやされることにしか関心がなかった資産家のお嬢様が、逆境の中で苦労しながら、どんどんたくましく、強くなっていく。人間ってこうやって成長するんだよね、ってよくわかる。
さらに「自分が本当に欲しいものが何なのか、理解することはスゴク難しい」、これも「悲しいなー」と思いつつ再認識。
スカーレットはアシュレイという男性をずうっと追い掛け回しているのだけど、実際には彼女が好きなのはアシュレイじゃない。でも彼女は最後までそれに気が付かない。
人間って「自分が本当に求めているモノ」がわからないんだよね。
ちなみにアシュレイは気弱そうで、現代に生きる私達の目にはあまり魅力的に見えない。だけど、彼はスカーレットの実家と同じく、大農園を経営してる名家の跡継ぎで、家の格も高いし、文学や芸術の素養もある。貧しい人達への慈愛にも溢れてて尊敬されてる。
「そういう男性に選ばれたい」と思ったスカーレットの気持ちはよくわかる。誰しも「その時代のエリート」に選ばれたい。
今からこの映画をみれば、次の時代を生き抜く力があるのはアシュレイなんかじゃなくて、レットバトラーだとすぐわかる。だけど、その時代に生きていた人にはそれがわからない。レットは「時代にそぐわない破天荒な行動家」であり、アシュレイこそが伝統的なエリートだから。
最後にもうひとつ。「取り返しの付かないこと」を人生でやってしまったときに、私達はそれをどう乗り越えていけばいいのか、それがよくわかる。映画だけじゃなく、実際の人生でも「あのとき、こうやってさえいれば!」と思うことは誰にもあるはず。
でも時間を戻せる人は誰もいない。
いろんなことを感じながら鑑賞しました。もう5回目くらいだと思うんだけど、やっぱり名作って何度見てもおもしろい。
こんなDVDが500円で買えるなんてすごいね。てか、こんな名作が500円で買えるのに、1500円だして、今のつまんない映画を観にいく必要はどこにもない。。。また今度、他の名作も観てみよう。
おほほほほー
<名作500円シリーズは他にもいろいろ>
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